東京学芸大学附属国際中等教育学校の、2022年度帰国子女枠入試ディスカッションの進め方
東京学芸大学附属国際中等教育学校の2022年度帰国子女枠入試のディスカッションの進め方について、お伝えします。
帰国子女枠入試専門コンサルタントの齊藤です。
松陰中学高校の、2022年度帰国子女枠編入試験が、随時、行われています。
・募集学年: 中2~中3、高1~高3の7月まで
・出願期間: 試験日の1週間前まで
・試験内容: 学科試験(国数英 各50分 各100点満点)、面接試験(個人)
※国語の代わりに作文を課す場合あり
松陰中学高校は、松陰大学の附属校です。
希望する場合は、原則、松陰大学に進学できます。
指定校推薦枠も多く、たとえば関西学院大学と関西大学に合わせて25名も進学できるんですよ。
さて今回は、東京学芸大学附属国際中等教育学校の2022年度帰国子女枠入試のディスカッションの進め方について、お伝えします。
2022年度帰国生入試、ディスカッションテーマ(日本語のみ 10分程度 参加人数5名~6名)
自分の意見が相手と違ったとき、あなたはどうしますか?
グループで、10分間で話し合ってください。
まず、東京学芸国際中等教育学校の面接試験についてです。
東京学芸国際の面接試験では、ディスカッションを行います。
通常の面接試験は行われません。
受験生は、学校が決めたグループで、テーマに基づいて日本語で話し合います。
制限時間は10分から15分ぐらいで、原則、結論が出るように話合います。
次に、ディスカッションテーマの種類についてです。
A、プロジェクト型: 目的や動機を明確にする
B、現状分析型: 問題となっていることは何かを明確にする
C、定義型: 言葉の定義や前提を明確にする
ディスカッションテーマは、上記3つのいずれかに該当することがほとんどです。
それでは実際に、2022年度のディスカッションテーマを分類してみましょう。
・自分の意見が相手と違ったとき、あなたはどうしますか? : Bの現状分析型
今回のテーマは分類がしやすいのではないかと思います。
・意見が異なることで、物事が一向に進行しない(決定できない、会が終わらない)
・意見が異なることで、つい口論になってしまう
・意見が異なることで、本来の話し合いの論点からズレていく
たとえば上記のような問題が生じるから、これらを防ぐために、「自分の意見が相手と違ったとき、あなたはどうしますか?」と、問われているのですよね。
だから、今回のテーマは、Bの現状分析型になります。
ディスカッションテーマが現状分析型の場合、問題となっていることは何かを明確にすれば解決します。
1、自分の意見が相手と違ったときに、たとえば上記枠内のような問題が生じているのかどうかを確認しあう
2、現状分析後、今後は意見が異なったときに、上記枠内のような問題点が生じないように対処法を考える
「1」と「2」を行えば、オッケーですよね。
ところで、本来ディスカッションとは、自由に話し合い、様々なアイデアをシェアしながら、結論に向かっていくものだと思います。
しかし東京学芸国際のディスカッションには制限時間があります。
ですから受験生は、できるだけ短い時間で話し合い、結論を出すよう努力する必要があります。
つまり、効率良く話し合いをしなければいけません。
また、2022年度帰国子女枠入試から、グループディスカッションの形式が変わりました。
東京学芸国際中等教育学校を受験するみなさん、ディスカッションの対策も頑張ってくださいね。^^
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