東京学芸大学附属国際中等教育学校の2022年度帰国子女枠9月編入試験のディスカッションの進め方
東京学芸大学附属国際中等教育学校の2022年度帰国子女枠9月編入試験のディスカッションの進め方について、お伝えします。
帰国子女枠入試専門コンサルタントの齊藤です。
慶應大学法学部の、2023年度帰国子女枠入試の合格発表が9月8日(木)にありました。
スカイプレッスン受講生、慶応大学法学部に合格です!
担当は、北海道大学医学部の星野先生です。
星野先生は理系ですが、国語の指導も得意です。
さらに英検指導や作文エッセイ指導も上手なんですよ。
さて今回は、東京学芸大学附属国際中等教育学校の2022年度帰国子女枠9月編入試験のディスカッションの進め方について、お伝えします。
2022年度帰国子女枠9月編入試験、ディスカッションテーマ(日本語のみ 10分程度 参加人数5名~6名)
日本人は世界で一番平均寿命が長いことで知られています。しかし、健康寿命と平均寿命の差が大きいという問題もあります。
この差を埋めるためにはどうしたらいいでしょうか。
10分間で話し合ってください。
まず、東京学芸国際中等教育学校の面接試験についてです。
東京学芸国際の面接試験では、グループディスカッションを行います。
受験生は学校が決めたグループで、あるテーマに基づいて日本語で話し合います。
制限時間は10分から15分ぐらいで、原則、結論が出るように話合います。
次に、ディスカッションテーマの分類についてです。
ディスカッションをスムーズに進めて時間内に終えるために、テーマを与えられたら、分類すると良いです。
A、プロジェクト型: 目的や動機を明確にする
B、現状分析型: 問題となっていることは何かを明確にする
C、定義型: 言葉の定義や前提を明確にする
それでは実際に、2022年度9月編入試験のディスカッションテーマを分類してみましょう。
・日本人は世界で一番平均寿命が長いことで知られています。しかし、健康寿命と平均寿命の差が大きいという問題もあります。この差を埋めるためにはどうしたらいいでしょうか。: Bの現状分析型
「日本人の平均寿命は長いが、健康寿命と平均寿命の差が大きいという問題がある。それをどうすべきか?」と直接的に聞かれているので、すぐに分類できたのではないでしょうか。
そして、今回のディスカッションに必要となった一般常識です。
・平均寿命: 何歳まで生きられるかを統計から予測した平均の余命
・健康寿命: 制限されることなく健康的に生活できる期間
今回は、テーマの分類に時間がかからなかったと思います。
ですから、平均寿命と健康寿命の違いをすぐに理解できれば、ディスカッションで真っ当な意見を早く発言できたと思います。
真っ当な意見とは、以下のような内容のことです。
平均寿命と健康寿命の差が大きいということは、健康ではない状態で生きる期間が長いということを意味します。
この不健康な状態が続いて、日常的な介護が必要になったり、入院する期間が長くなったりする問題を解決するためには、
・高齢になっても考えることができるように、若いときから学ぶようにすること
・高齢になっても運動ができるように、若いときから筋肉を鍛えること
・高齢になってもポジティブでいられるように、若いときから交流の場を増やすこと
これらをどのように実施したら良いかまで提案できたら、二重マルになりますよ。
ところで、本来ディスカッションとは、自由に話し合い、様々なアイデアをシェアしながら、結論に向かっていくものだと思います。
しかし東京学芸国際のディスカッションには制限時間があります。
ですから受験生は、できるだけ短い時間で話し合い、結論を出すよう努力する必要があります。
つまり、効率良く話し合いをしなければいけません。
東京学芸国際中等教育学校を受験するみなさん、ディスカッションの準備も頑張ってくださいね。^^
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